骨盤矯正で生理痛は改善できる？整体・カイロプラクティックで期待できる効果とは？

 

生理痛や生理不順などは女性ならではのお悩みですね。

 

今回は生理痛を背骨と骨盤の歪みから考えてお話ししようと思います。

 

一言で生理痛といっても、症状や痛みの程度、痛む部分などは人によって違います。

 

生理が始まる前から症状が出る方や、生理が始まってから痛みが出る方、激痛で動けなくなる方もいれば、時々軽い痛みにお悩みの方もいます。

 

生理痛は他の人に理解してもらうのがなかなか難しいうえにデリケートな問題でもあります。

 

そのためどうしていいかわからないまま１人でお悩みの方も多いようです。

 

毎月、生理痛が当たり前になっている方はこの機会にぜひ正しい知識と対処法を知っていただきたいと思います。

 

生理は、ホルモンバランスが崩れることなく正常であれば約４週間（２８〜３０日）で１つのサイクルが出来ています。

 

このサイクルで子宮の中の「子宮内膜」という部分をフカフカに膨らませて赤ちゃんを受け止める準備をするのです。

 

そのため生理前になると約１cmほど膨らみますが、妊娠が起こらなかった場合古い内膜は壊されて血液と一緒に剥がれ落ちていきます。

 

１つのサイクルで赤ちゃんを育てやすくするために子宮内膜を新しくし、また生理によって子宮の中をお掃除するわけですね。

 

そしてこの生理の時に「プロスタグランジン」というホルモンが分泌されますが、このホルモンは子宮を収縮させ古くなった子宮内膜を排出する役割があります。

 

ですがこのホルモン量が多くなりすぎると子宮の収縮が強くなり生理痛が起こるとされています。

 

ではなぜホルモンが正常に分泌されないのでしょう？

 

神経は脳、脊髄から背骨の間の通り道を通って筋肉や皮膚、内臓などに到達します。

 

その通り道が正常であれば脳は身体の状態を正確に把握して、最適なホルモンを分泌するよう各臓器に指令を出します。

 

しかし背骨や骨盤の歪みにより神経に圧迫などの妨害が起これば脳は身体の状態を正確に把握できず、また各臓器に最適な指令は行き届きません。

 

さらに腰椎カーブの消失により骨盤の歪みにより子宮が圧迫を受けたり、位置がずれることで子宮内の異物が排出されにくくなり生理痛に繋がることも考えられます。

 

 

また、よく聞く生理痛がひどい時に脚のむくみもひどくなる方では、腰部や仙骨の捻れにより静脈の血流不全が起きることがむくみの原因であることが多いですね。

 

もちろん肉体的、精神的なストレスやそれによるホルモンバランスの乱れなども原因の１つですが、同じ生活をしていても生理痛が出る方と出ない方がいるのはやはり身体に問題があるからでしょう。

 

生理痛は身体のバランスが崩れていることを伝えてくれる大切な身体のシグナルですので、まずは身体の内部を整え身体が本来の働きを取り戻せるようにすることが大切ですね。