妊娠中・出産後の股関節の痛みは骨盤の歪み？足の付け根の痛みから解放される方法！

妊娠中や出産後に股関節の痛みを訴える人がよく来院されます。

ですが股関節の痛みの多くが骨盤や体のバランスの歪みによって引き起こされることをご存知ですか？

「日頃の何気ない動作で急に股関節に痛みが走った。」

「最初は違和感程度だったのが、徐々に痛みが強くなった。」

妊娠してから体重が増えたせいかな？出産で骨盤が歪んでいるのかな？と自分で予想しながらも、放っておいて痛みがどんどん強くなってきた．．．。

病院や接骨院などでマッサージや電気治療を受けたけどなかなか良くならない。もしくはひどくなっている気もする。

こんな方は骨盤や体の歪みを正して治療するしかないのですが、妊娠・出産でなぜ股関節に痛みが出るのでしょう？

妊娠約７週目から産後１ヵ月を過ぎるまではリラキシンというホルモンの影響で、体の関節が緩くなります。

これは出産に備えて、関節を緩めることで骨盤を広げ赤ちゃんが産道を通りやすくするためと考えられています。

ですが妊娠中はお腹も大きくなり、体形も変化とともに緩んだ関節に負荷がかかることにより背骨や骨盤の歪みが出やすくなります。

さらに出産を迎えると狭い産道を赤ちゃんの大きな頭が通過するため、骨盤に大きな負荷がかかってしまいます。

股関節は骨盤に大腿骨がはまり込んだ構造をしており、上半身の体重を支えて下半身を動かす時の支点となっています。

しかし骨盤や体の歪みによりバランスが崩れると、正常な関節の動きが出ず股関節周りの筋肉や靭帯に負担がかかり痛みが出るようになり、その状態のまま放置するとやがては股関節の変形にもつながります。

股関節に負担がかかるとさらに体のバランスも崩れるため、腰痛や肩こりなどの症状が出てくる方も少なくありません。

正常な骨盤では左右の股関節にかかる負担は同じですが、骨盤が歪むと傾いた上半身を支えるため、股関節に負担がかかるのがおわかりいただけると思います。

痛みや症状は股関節に出ていますが、原因は体のバランスや骨盤の歪みです。

妊娠・出産で起きた歪みだけでなく、妊娠前からある慢性的な歪みも一緒に改善して体をリセットし、股関節の痛みや腰痛から解放され幸せな子育てを送れるようにしましょう！