ストレートネックと頚椎症は関係する？つらい首や肩の痛みやコリ、手のしびれを首の歪みと一緒に元から解消！

辛い首や肩のコリに悩まされレントゲンを撮ると「ストレートネック」と言われた。

数年後、コリや痛みが酷くなり、そのうちに眠れないくらいの首や背中の痛み、手のしびれが出てきた。

整形外科では頚椎症と言われ、薬や注射、理学療法などのリハビリやマッサージを受けているが痛みやしびれがとれない．．．。

こうなると「一生この状態なのか」と精神的にもまいってしまいます。

そうならない為にも、頚椎の歪みを正常化させ、首にかかる負担を取り除くことが大切になりますので、今回の記事でストレートネックと頚椎症の関係についてお話したいと思います。

背骨は全部で24個の骨から構成されており、、そのうち上から7個を「頚椎」、真ん中の12個を「胸椎」、下の5個を「腰椎」といいます。

頚椎は通常、ゆるやかに湾曲しているのが正常ですが、過去のケガや生活習慣などにより湾曲が消失し、真っ直ぐになっている状態を「ストレートネック」といいます。

ですが「ストレートネック」になることによってなぜ首や肩がコリやすくなったり、頚椎に負担がかかるのでしょうか？

これは「ストレートネック」と病院で診断された患者さんのレントゲンですが、正常であれば頚椎はゆるやかに湾曲しています。

また、オレンジのラインは重心線といい、本来、体の中心に位置する体の軸となるべきものです。

オレンジのラインが黄緑色の◯に重なっていると、重心線が体の中心にあると言えますが、前方へ変位を起こすことにより、約５～７キロの頭を支えている首や肩の筋肉、そして頚椎に負担がかかります。

そうなると均等であるべき頚椎同士の間隔が狭まることで脳から末梢神経への流れが阻害され、さまざまな体調不良を引き起こす原因になります。

また、頚椎に力学的な負荷がかかり続け、炎症を繰り返すことにより首の骨が変形を起こしたり、椎間板や靭帯、関節包などが癒着を起こすと頚椎症へと進行してしまいます。

また、「ストレートネック」が頚椎カーブの乱れの代表的なものですが、その他にも、

「カイホティックネック」という、頚椎が逆カーブになっているものや、

頚椎のカーブがあるが正常なカーブではない、

「コンビネーションネック」という、ストレートネックと正常頚椎の合わさったもの、

「ロードティックネック」という、２本のカーブが合わさったものもあります。

いずれにせよ、様々な問題が頚椎には隠されていることが多く、早急に適切な対処をすることが悪化を防ぎ根本から解消するための一番の近道になります。

あなたの頚椎は正常なカーブを描いていますか？