顎関節症と整形外科・歯科・整骨院・整体の処置の違いとは？和歌山市・顎関節症・顎関節症で検索して感じたこと

顎関節症は、２０歳代～３０歳代と５０歳代が最も多いとされていますが、高齢化した現在の日本では、６５歳以上のご高齢の方の顎関節症も

増加傾向にあるようです。

 

確かにたていし整骨院でも、３０歳代の顎関節症の患者さんが最も多く、次いで５０歳代、４０歳代という順番ですね。

 

『和歌山市』『顎関節症』をインターネットで検索してみると、やはり一番初めに歯科が出てきます。

ついで整骨院や整体が上位にアップされるのですが、ここで一つ疑問に思うのは、どうして歯科ではない病院が上位に表示されないのか？ということです。

 

そこで今度は、『整形外科』『顎関節症』で検索してみました。

全部見ていくときりがないので、とりあえず参考になりそうなのを３つ位見てみましょう。

 

とりあえず整形外科的に、顎関節症の原因は何か？というと、

 

①姿勢の問題

 

②精神的なストレス

 

③噛み合わせ・咬み合わせ

 

④外傷もしくは顎への悪いクセ（生活習慣）

 

このような理由です。

細分化していくともっと多数になりますので、とりあえず大きなカテゴリーに分けるとこのような理由かと思います。

 

ではどのような治療をしていくのか？

 

①に対しては、姿勢の評価と日常生活指導だそうです。

姿勢の評価をして、対処については見る限り記載はありませんでした。

整形外科で考えられるリハビリとしては、硬くなった筋のストレッチやマッサージ、弱化した筋のトレーニングが主になります。

これで姿勢が変わるのかというと．．．疑問が残りますね。

骨の変位によって起こっているのであれば、ストレッチやマッサージ、トレーニングは効果が見られず、またこれら継続的に姿勢を変えようとするのであれば、一週間に２～４回程度、それも長い時間のリハビリが必要になってくるでしょう。

 

自宅でのセルフストレッチとトレーニングを行えば通院の必要性はないのでは？とも思いましたが、姿勢を変化させるような専門的なセルフケアを、専門的な知識なく行えるのか？これも疑問ですね。

 

日常生活指導は確かに大切です。

④の顎への悪いクセは日常生活で自分でも気づかず顎にストレスを与えていることも多いため、カウンセリングをおこなって指導することが必要となってきます。

 

②精神的なストレス

これに関しては、患者さんの環境を変えてもらうことが必要になってきます。

しかし、リラクゼーション効果のあるマッサージやストレッチを行うことによって、一時的に筋肉をリラックスさせることは可能かもしれません。

 

③噛み合わせ・噛み合わせ

かみ合わせは２種類あります。

歯並びや歯の形状によって左右される噛み合わせと、姿勢や顎関節による咬み合わせです。

お察しの通り、歯の問題に関しては歯科での治療以外方法はありません。

和歌山市では噛み合わせの治療を行っている歯科がありますので、歯が原因と分かっているものに関してはそちらで治療を受けることをおすすめします。

 

そうすると、整形外科や整骨院、整体等で対応できるのは咬み合わせの方になります。

整形外科では主にマウスピースによる治療が主のようです。

 

しかし顎の咬み合わせは、顎関節の問題によるものだけではありません。

そのためたていし整骨院では必ず、顎だけではなく背骨や骨盤を含む全身のバランスを調整する施術をおこなっています。

これは、顎だけを診ても咬み合わせが良くなるとは限らないからです。

また、小顔矯正の様に顔や顔回りに押圧を加えることはしません。

表情筋や咀嚼筋の緊張を招くだけでなく、頭蓋骨の縫合という骨の組み合わせにダメージを与え、症状を悪化させるリスクが高いからです。

顎の関節や筋肉に関与している神経は脳神経に支配されているため、本能的な反応をします。

そのため、残念ながら即席培養の整体師による頭部や顔面への施術で健康被害を受けるケースが多いのでしょう。

 

顎への外傷によるダメージで顎関節症を起こすことと、施術によって顎関節へのダメージが起こることは違うと考えているようではいけないと思います。

 

治療とは、バイオメカニクスや神経学に対する知識と患者さんの身体を適切に評価して行うものです。

色々な角度から患者さんを評価してこそ、適切な処置を行うことができます。

 

これは歯科での治療についても同じで、本来は顎の噛み合わせ、咬み合わせだけではく、全身を診ることが必要です。

 

そういった適切な処置を受けられないまま顎関節症に悩んでいる方、どこで治療を受ければいいのかわからない方は和歌山市にもいらっしゃるかと思います。

 

たていし整骨院では、そのような「顎難民」を一人でも多く救いたいと思っています。