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寝ている時の首コリ、肩こりはなぜ起こる?骨格矯正の専門家による枕選びのコツ
「寝ていても首や肩がこる」
「首が痛くて途中で起きる」
「朝起きてもスッキリせず疲れがとれていない」
「朝起きると枕が頭の下にない」
なんてことでお悩みであれば、もしかすると枕があっていないのかもしれません。
今までいくつかの枕を試したけど、なかなか自分に合う枕に出会えない...と感じていても、どんな枕がいいかわからないですよね。
そんな方に、今回は背骨の専門家として解剖学的な観点から見た正しい枕の選び方についてお話しします。
まず、枕はなぜ必要なのでしょうか?
人間は睡眠時、横になって眠りますが、その時に荷重がかかるのは主に頭と骨盤です。
頭と骨盤は重たいので、布団やマットレス、ベッドで寝ていると沈みますよね。
その時に枕をしていないと、頭が沈みすぎてしまいますので、頭が安定せず首に負担がかかってしまうからです。
また、合わない枕で寝ることで、無理な体勢となり、眠りが浅くなったり、疲れが取れにくくなり寝違いを起こしやすくなったりします。
本来人間の頚椎というのは、横から見た時に緩やかなカーブを描いているのが理想的です。
このカーブが睡眠時にキープされているのが重要ですが、寝ているときにこのカーブが崩れていると首の骨と骨の間にある椎間板という軟骨にに負担がかかることになります。
起きてるときは頚椎に5~7キロ程度ある頭が乗っかっている状態ですので、重みを受けた椎間板は一日の終わりには朝起きた時より水分が抜け潰されている状態となります。
しかし、睡眠時は横になることにより重力の影響を受けるないのため、寝ているときに軟骨に水分が戻り元の厚みに戻ります。
ですがカーブが維持されないとこの軟骨が正常な形で休むことができず、崩れたままの状態となってしまいます。
また、カーブが崩れることで筋肉が緊張して血流が悪くなったり、気道が狭められ呼吸が浅くなり、眠りが浅くなることで疲れが取れにくくなります。
枕をする一番の目的は、頭と頚椎を支えることで、睡眠中も理想的な頚椎のカーブを維持することにあります。
ですが低すぎる枕を使ったり、枕をしないで寝てしまうと頚椎のカーブが消失してしまいます。
また、頭が安定しない為首や肩の筋肉の緊張が抜けず、首や肩が凝りやすかったり、頭の後ろの重だるさが出たりします。
逆に高すぎる枕だとどうなるでしょう?
枕が高すぎると、頭が上に持ち上げられ、顎をひいたような状態となります。
そうすると、睡眠中も首を前に曲げたような形になるため、朝起きると首や肩に突っぱりを感じるようになります。
また、気道が圧迫されるため呼吸が浅くなり、いびきをかきやすく寝ても疲れがとれなかったり、スッキリとした目覚めが得られないことが多いです。
では、自分に合った枕はどうやって選べばいいのでしょう?
枕を選ぶポイントは3つあります。
①頚椎カーブを支えるための適度な高さがあるかどうか?
②頭が軽く沈んだ状態で安定するかどうか?
③寝返りを打てるだけの横の面積があるかどうか?
この3つが重要です。
①頚椎カーブを支えるための適度な高さがあるかどうか
先程お話ししたように、睡眠中に頚椎のカーブを支えるには、程よい高さが必要です。
頭が枕に沈み込んだ状態で、身長が170cmぐらいの方で約5~6cm、160cmぐらいの方で3~4cmほど必要になってきます。
当然柔らかければ深く沈み、硬ければあまり沈みませんし、首の長さでも変わってきます。
枕の素材も低反発枕やそば殻、羽毛など様々なものがありますが、1人1人体格や寝具が違いますので、寝た状態で背中がどれだけ沈んでいるかを考えて選ぶ必要があります。
頚椎カーブを維持し、安定した頭の位置で眠る為には、枕が軽く沈む必要があります。
ですがあまりに硬すぎる枕(木の枕とか中身がパンパンの枕とか)ですと、頭が沈まずカーブは維持されません。
逆に柔らかすぎる枕ですと、頭が沈み込みすぎてしまいます。
その点では羽毛の枕はあまりおすすめできません。
また、低反発を否定する記事などもありますが、寝てみるとそこまで頭が沈まないものもあります。
ですので、低反発が好きな方は密度の高い枕を選ぶといいでしょう。
睡眠中に寝返りを打つ回数は20回以上と言われています。
寝返りごとに頭が枕から落ちてしまうと枕の意味がありませんので、ある程度の幅が必要になってきます。
だいたい人の肩幅程度あれば問題ありませんので、60cmぐらいのものを選びましょう。
このように、枕選びはコツさえ分かっていれば難しいものではありません。
一万円を超えるような高級な枕でも、千円ほどの枕でも自分に合っていれば快適な睡眠を送ることができます。
ですが、どんな枕を使っても快適な睡眠を送ることができない方もいます。
それはどういった方かというと、首の歪みを抱えている方です。
ストレートネックやカイホティックネック(逆カーブ)、ミリタリーネック、ロードティックネックなど専門的には様々なものがあり、枕が合わないのではなく、これらの首の歪みが問題だということです。
首のカーブが崩れている方は、頭の重みや首・肩のコリや違和感を抱えることになりますが、これらは首の歪みを正常にすることで解消していきます。
睡眠は人生の約3分の1をしめています。
正しい睡眠がとれれば、運動器だけでなく脳や内臓の疲れがとれます。
そうすれば、多くの体の不調は解消され、仕事やスポーツのパフォーマンスがアップしたり、楽しく趣味に打ち込めたりといいことがたくさんあります。
正しい枕を選んで、正しい睡眠をとりましょう。
それでも枕が合わないという方は、一度首の歪みを疑ってみる必要があります。
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たていし整骨院
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「首が痛くて途中で起きる」
「朝起きてもスッキリせず疲れがとれていない」
「朝起きると枕が頭の下にない」
なんてことでお悩みであれば、もしかすると枕があっていないのかもしれません。
今までいくつかの枕を試したけど、なかなか自分に合う枕に出会えない...と感じていても、どんな枕がいいかわからないですよね。
そんな方に、今回は背骨の専門家として解剖学的な観点から見た正しい枕の選び方についてお話しします。
まず、枕はなぜ必要なのでしょうか?
人間は睡眠時、横になって眠りますが、その時に荷重がかかるのは主に頭と骨盤です。
頭と骨盤は重たいので、布団やマットレス、ベッドで寝ていると沈みますよね。
その時に枕をしていないと、頭が沈みすぎてしまいますので、頭が安定せず首に負担がかかってしまうからです。
また、合わない枕で寝ることで、無理な体勢となり、眠りが浅くなったり、疲れが取れにくくなり寝違いを起こしやすくなったりします。
本来人間の頚椎というのは、横から見た時に緩やかなカーブを描いているのが理想的です。
このカーブが睡眠時にキープされているのが重要ですが、寝ているときにこのカーブが崩れていると首の骨と骨の間にある椎間板という軟骨にに負担がかかることになります。
起きてるときは頚椎に5~7キロ程度ある頭が乗っかっている状態ですので、重みを受けた椎間板は一日の終わりには朝起きた時より水分が抜け潰されている状態となります。
しかし、睡眠時は横になることにより重力の影響を受けるないのため、寝ているときに軟骨に水分が戻り元の厚みに戻ります。
ですがカーブが維持されないとこの軟骨が正常な形で休むことができず、崩れたままの状態となってしまいます。
また、カーブが崩れることで筋肉が緊張して血流が悪くなったり、気道が狭められ呼吸が浅くなり、眠りが浅くなることで疲れが取れにくくなります。
枕をする一番の目的は、頭と頚椎を支えることで、睡眠中も理想的な頚椎のカーブを維持することにあります。
ですが低すぎる枕を使ったり、枕をしないで寝てしまうと頚椎のカーブが消失してしまいます。
また、頭が安定しない為首や肩の筋肉の緊張が抜けず、首や肩が凝りやすかったり、頭の後ろの重だるさが出たりします。
逆に高すぎる枕だとどうなるでしょう?
枕が高すぎると、頭が上に持ち上げられ、顎をひいたような状態となります。
そうすると、睡眠中も首を前に曲げたような形になるため、朝起きると首や肩に突っぱりを感じるようになります。
また、気道が圧迫されるため呼吸が浅くなり、いびきをかきやすく寝ても疲れがとれなかったり、スッキリとした目覚めが得られないことが多いです。
では、自分に合った枕はどうやって選べばいいのでしょう?
枕を選ぶポイントは3つあります。
①頚椎カーブを支えるための適度な高さがあるかどうか?
②頭が軽く沈んだ状態で安定するかどうか?
③寝返りを打てるだけの横の面積があるかどうか?
この3つが重要です。
①頚椎カーブを支えるための適度な高さがあるかどうか
先程お話ししたように、睡眠中に頚椎のカーブを支えるには、程よい高さが必要です。
頭が枕に沈み込んだ状態で、身長が170cmぐらいの方で約5~6cm、160cmぐらいの方で3~4cmほど必要になってきます。
当然柔らかければ深く沈み、硬ければあまり沈みませんし、首の長さでも変わってきます。
枕の素材も低反発枕やそば殻、羽毛など様々なものがありますが、1人1人体格や寝具が違いますので、寝た状態で背中がどれだけ沈んでいるかを考えて選ぶ必要があります。
②頭が軽く沈んだ状態で安定するかどうか?
頚椎カーブを維持し、安定した頭の位置で眠る為には、枕が軽く沈む必要があります。
ですがあまりに硬すぎる枕(木の枕とか中身がパンパンの枕とか)ですと、頭が沈まずカーブは維持されません。
逆に柔らかすぎる枕ですと、頭が沈み込みすぎてしまいます。
その点では羽毛の枕はあまりおすすめできません。
また、低反発を否定する記事などもありますが、寝てみるとそこまで頭が沈まないものもあります。
ですので、低反発が好きな方は密度の高い枕を選ぶといいでしょう。
③寝返りを打てるだけの横の面積があるかどうか?
睡眠中に寝返りを打つ回数は20回以上と言われています。
寝返りごとに頭が枕から落ちてしまうと枕の意味がありませんので、ある程度の幅が必要になってきます。
だいたい人の肩幅程度あれば問題ありませんので、60cmぐらいのものを選びましょう。
このように、枕選びはコツさえ分かっていれば難しいものではありません。
一万円を超えるような高級な枕でも、千円ほどの枕でも自分に合っていれば快適な睡眠を送ることができます。
ですが、どんな枕を使っても快適な睡眠を送ることができない方もいます。
それはどういった方かというと、首の歪みを抱えている方です。
ストレートネックやカイホティックネック(逆カーブ)、ミリタリーネック、ロードティックネックなど専門的には様々なものがあり、枕が合わないのではなく、これらの首の歪みが問題だということです。
首のカーブが崩れている方は、頭の重みや首・肩のコリや違和感を抱えることになりますが、これらは首の歪みを正常にすることで解消していきます。
睡眠は人生の約3分の1をしめています。
正しい睡眠がとれれば、運動器だけでなく脳や内臓の疲れがとれます。
そうすれば、多くの体の不調は解消され、仕事やスポーツのパフォーマンスがアップしたり、楽しく趣味に打ち込めたりといいことがたくさんあります。
正しい枕を選んで、正しい睡眠をとりましょう。
それでも枕が合わないという方は、一度首の歪みを疑ってみる必要があります。
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水土
8:30~12:00
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