仙骨に対する振動刺激によって改善する対象と効果の考察

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仙骨に対する振動刺激によって改善する対象と効果の考察

治療に対する考察

2021/02/25 仙骨に対する振動刺激によって改善する対象と効果の考察

患者を伏臥位にて臀部の皮膚の動きをチェックし、動きの悪い側の仙骨後面のアジャストを行うテクニックがある。

仙骨神経叢の刺激だと教わったが、なぜ臀部の皮膚の動きが良くなり、臀部の筋緊張が緩和するか、またどのような状態の患者さんに行うべきかを考えてみた。

 

まず、皮膚の動きのチェックで何を診ているか?

これはおそらく、臀部の皮膚のすぐ下に臀部の筋の表層にある大殿筋の緊張を診ていると思われる。

大殿筋 起始 仙骨後面の側方、腸骨の殿筋面の後方(後殿筋線の後方)、胸腰筋膜と仙結節靭帯

停止 上部繊維 腸脛靭帯

下部線維 殿筋粗面

 

作用 股関節(筋全体) 伸展、外旋;全頭面における骨盤の安定

股関節(上部線維);外旋

股関節(下部線維);内転

 

神経支配 下殿神経(L4~S2)

 

大殿筋の緊張を緩和させるため、大殿筋の起始である仙骨後方面、また胸腰筋膜に対して振動刺激を送ることで緊張が緩和すると考えられる。

また、中殿皮神経に対しての振動刺激により、反射として大殿筋緊張緩和と臀部の皮膚の動きの改善につながっているかもしれない。

同様の効果が見込めるものとして、腸骨の殿筋面へのアジャストが上げられる。

 

効果 大殿筋の過緊張によるトリガーポイント

前屈時の片側の仙腸関節痛(大殿筋の遠心性収縮を正常化させる)

中殿皮神経痛に対しても有効と考えられる(大殿筋の過緊張を緩和させるため)

※中殿皮神経(S1~S3後枝)

以上のことから、仙骨神経叢のアジャストと言いうより、仙骨上の胸腰筋膜のアジャストと考えた方が良いかもしれない。

 

 

 

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