ぎっくり腰を繰り返す方は椎間板の変性に要注意！軟骨の変形と腰の痛みの関係とは？

 

背骨と背骨の隙間が狭くなっているね．．．と言われた経験はありませんか？

 

背骨と背骨の間には、椎間板という軟骨があり、関節保護のためのクッションの働きをしていますが、この椎間板が潰れてしまうことで背骨と背骨の間隔は狭くなります。

 

 

人間は、成長期を過ぎると少しづつ老化が始まり、この加齢によって起こる組織の変性を「退行性変性」と言います。

 

椎間板は元々水分に富んだ組織ですが、退行性変性を起こすと軟骨内の水分が抜けてペシャンコになり、弾力がなくなります。

 

すると背骨にストレスがかかることで骨棘を形成したりと背骨の老化を早めてしまう事にもなります。

 

椎間板をいかに力学的なストレスから守ることができるか？これが背骨の若さを維持することに繋がります。

 

椎間板にかかる力学的なストレスとして、主に重力による上からの荷重によるものと、もう一つは捻るという動作による負担があります。

 

立ったり座ったりするだけで、椎間板には物理的な負荷がかかりますが、これが中腰などの悪い姿勢をとったり、ジャンプをしたり、重いものを持ったりすると、さらに大きな負荷がかかることになります。

 

多少の負荷であればクッションとして衝撃を吸収できますが、吸収できないほどの急激な負荷がかかったり、日常的に負荷がかかり続けたりすると、どんどん変性のスピードを早めることになります。

 

また、椎間板の構造上、背骨を捻ることも大きなストレスがかかる要因になります。

 

そのため、スポーツや仕事などで捻る動作を繰り返すことにより、椎間板に傷をつけたり変性を起こしたりすることになるのです。

 

運動不足でないはずのスポーツ選手に椎間板ヘルニアが起こる原因もこんな理由だったりします。

 

じゃあ椎間板の老化を防ぐにはどうしたらいいのか？

 

１つは、適度な運動をおこない椎間板に適度な荷重をかけることです。

 

椎間板は周りの関節液が染み込むことで栄養を得ていますが、そのためには早歩きが最も良い運動です。

 

そして、もう１つは日常の姿勢不良や生活習慣に気をつけることです。

 

太り過ぎないことや、重いものを持たないようにすること。

 

ですがその方の体質や仕事内容なんかで仕方がない部分もありますので、完璧を求めなくてもいいと思います。

 

程々に気をつけ特定の箇所の椎間板に荷重が集中しないよう姿勢に気をつける。

 

仕事で座っていることや中腰が多い方、重いものを持つ方は特に気をつけていただきたいですね。

 

しかし、もともと背骨に歪みを持っている方は気をつけていても日常の負荷が多くかかってしまいます。

 

そういったかたは背骨の矯正が必ず必要になってきます。

 

矯正と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、当院の施術は優しい刺激によるものですので安心して受けていただけます。

 

背骨にはストレスポイントとなる部分があり、第５頚椎や胸腰椎移行部、第３腰椎、また荷重が最もかかる第４・５腰椎の椎間板をいかに潰してしまわないようにできるかが背骨の老化を防いで健康でいるためのカギとなります。

 

先ほどのストレスポイントは椎間板ヘルニア圧迫骨折、関節の変形などが起こりやすい部分でもありますので、いかに無理な負担をかけないことが大事かおわかりいただけると思います。

 

これから姿勢をきれいに保ちたい方、背骨の老化を防ぎたい方、変形や疾患をこれ以上悪化させたくない方は一度専門家にアドバイスを受けることをおススメします。

 

急性腰痛・ぎっくり腰の方はこちらの記事もチェック！

急性腰痛・ぎっくり腰

慢性腰痛にお悩みの方はこちらの記事もチェック！

慢性腰痛